「国葬儀」「知らんけど」 流行語大賞候補に30語

安倍晋三元首相の国葬で追悼の辞を述べる岸田文雄首相=9月27日、東京都千代田区・日本武道館(代表撮影)
安倍晋三元首相の国葬で追悼の辞を述べる岸田文雄首相=9月27日、東京都千代田区・日本武道館(代表撮影)

「現代用語の基礎知識選 2022ユーキャン新語・流行語大賞」の候補30語が4日、発表された。「国葬儀」や「キーウ」などが挙がり、選考委員会は「今年1年は暗い世相だった」と指摘した。「村神様」や「知らんけど」も含まれた。大賞発表は12月1日。

「国葬儀」は、安倍晋三元首相が銃撃され死亡したことに伴い、9月27日に実施された。閣議決定での挙行に国民の賛否が割れた。

「キーウ」はウクライナの首都名。ロシアによる侵攻で、政府はロシア語読みのキエフから現地語読みに表記を変えた。

日本選手シーズン最多の56本塁打を放ち、最年少で三冠王に輝いたプロ野球ヤクルトの村上宗隆選手(22)は「村神様」と呼ばれるようになった。「知らんけど」は文末に付けて断定を避け、責任を回避する言い方。関西の人が使っていたが、若い世代が面白さを感じて話題となった。

魔法の言葉「知らんけど」関西から全国へ、愛される理由は

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