福島知事に内堀氏3選 現新一騎打ち制す

選対関係者らとともに万歳する内堀雅雄氏。左は妻の栄子さん=30日、福島市の選挙事務所(芹沢伸生撮影)
選対関係者らとともに万歳する内堀雅雄氏。左は妻の栄子さん=30日、福島市の選挙事務所(芹沢伸生撮影)

任期満了に伴う福島県知事選は30日投開票され、無所属現職の内堀雅雄氏(58)が、無所属新人で労働組合役員、草野芳明氏(66)=共産推薦=を破り、3選を果たした。投票率は42・58%で前回を2・46ポイント下回った。

内堀氏は自民、立民、公明、国民の県組織などの支援を受け組織選挙を展開、支持を集めた。草野氏は東京電力福島第1原発処理水の海洋放出反対などを訴えたが、及ばなかった。

午後8時、福島市内の内堀氏の選挙事務所に「当選確実」の報が伝わると、大きな拍手がわいた。万歳した内堀氏は「福島が抱える東日本大震災、原子力災害、各種自然災害の復旧復興、人口減少、新型コロナなどの課題に関し、県の施策を一つ一つ実現していく。そのため全身全霊を捧げる」などと3期目の抱負を語った。

内堀氏は4党の県組織に加え、農業や商工業、医療関係など各種団体の支援を受け組織選挙を展開。盤石な態勢で運動を繰り広げた。

告示後は県内をくまなく回り、街頭演説を約100回行った。震災と原発事故からの復興、台風や豪雨、地震など度重なる自然災害における対応の実績などを強調。今後も現場主義を貫き、課題解決を図ることで「福島県を被災の地から希望の地、復興の地へ変える」などと訴え続けた。

一方、草野氏は東京電力福島第1原発処理水の海洋放出反対などを訴えたが、出馬表明は告示を約2週間後に控えた9月28日。準備不足は否めず、短時間で有権者に浸透するのは難しかった。

また、選挙戦最終盤の28日には草野氏自身の新型コロナウイルス感染が判明。残る選挙運動を代理の弁士が務める、不測の事態にも見舞われた。

▽福島県知事選開票結果(選管最終)

当576221内堀雅雄 無現

77196草野芳明 無新

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