韓国、海自観艦式参加を決定 7年ぶり

韓国の尹錫悦大統領=ソウル(共同)
韓国の尹錫悦大統領=ソウル(共同)

【ソウル=時吉達也】韓国国防省は27日、海上自衛隊が11月6日に相模湾で開催する国際観艦式への参加を決めたと発表した。日本開催の観艦式に韓国軍が出席するのは2015年以来約7年ぶりとなる。

自衛艦旗である旭日旗が掲揚される式典への参加に野党などが反発し、韓国政府はこれまで参加の可否を明らかにしていなかった。国防省は、北朝鮮の武力挑発が続く事態を受け「観艦式への参加による安全保障上の意義を最優先に考慮した」と説明した。

日韓防衛当局は、文在寅(ムン・ジェイン)前政権下の18年12月に起きた韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊哨戒機へのレーダー照射問題などを通じ、関係が悪化。日本側は19年の観艦式(台風で中止)に韓国軍を招待しなかった。

一方、今年5月に発足した尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は北朝鮮の核・ミサイル挑発を受け、日韓協力の必要性を強調。9月、日本海で日米韓が対潜水艦作戦の共同訓練を約5年ぶりに実施するなど、関係修復が進んでいた。

日韓当局間では今後、韓国側が19年に一時破棄を通告した日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の運用正常化などが議論される見通し。

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