旧国鉄時代の花形特急用電車だった485系を唯一運行するJR東日本が、年内に全ての車両の運用を終えることが24日、明らかになった。485系を改造したお座敷列車「華」が今月30日で、観光列車「リゾートやまどり」が12月で、それぞれ営業運転を終える。老朽化が進んだため、いずれも廃車にする。
485系を中心とするシリーズは、最初の東京五輪が開かれた1964年に登場。交流と直流の両方の電化区間を運転でき、主に本州と九州で特急列車として幅広く活躍した。
「華」の最後の営業運転は今月30日に品川(東京)―伊豆急下田(静岡県)間を往復する旅行会社クラブツーリズムの団体旅行、「やまどり」は12月11日に上尾(埼玉県)―長野原草津口(群馬県)間を往復するJR東日本グループのツアーになる見通し。