旧国鉄485系、年内引退 元花形特急、JR東が運行

JR東日本のお座敷列車「華」=6月、山梨県北杜市
JR東日本のお座敷列車「華」=6月、山梨県北杜市

旧国鉄時代の花形特急用電車だった485系を唯一運行するJR東日本が、年内に全ての車両の運用を終えることが24日、明らかになった。485系を改造したお座敷列車「華」が今月30日で、観光列車「リゾートやまどり」が12月で、それぞれ営業運転を終える。老朽化が進んだため、いずれも廃車にする。

485系を中心とするシリーズは、最初の東京五輪が開かれた1964年に登場。交流と直流の両方の電化区間を運転でき、主に本州と九州で特急列車として幅広く活躍した。

JR東日本のお座敷列車「華」の車内=2018年5月、前橋市
JR東日本のお座敷列車「華」の車内=2018年5月、前橋市

「華」の最後の営業運転は今月30日に品川(東京)―伊豆急下田(静岡県)間を往復する旅行会社クラブツーリズムの団体旅行、「やまどり」は12月11日に上尾(埼玉県)―長野原草津口(群馬県)間を往復するJR東日本グループのツアーになる見通し。

JR東日本の観光列車「リゾートやまどり」=2012年5月、群馬県内
JR東日本の観光列車「リゾートやまどり」=2012年5月、群馬県内
JR東日本の観光列車「リゾートやまどり」の車内=7月、新潟県湯沢町
JR東日本の観光列車「リゾートやまどり」の車内=7月、新潟県湯沢町
旧国鉄の花形だった485系の原形車両=2012年1月、東京都内
旧国鉄の花形だった485系の原形車両=2012年1月、東京都内


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