近江日野産日野菜がGI登録 滋賀県では4例目

GI登録された「近江日野産日野菜」(滋賀県提供)
GI登録された「近江日野産日野菜」(滋賀県提供)

農林水産省は21日、地域の農林水産物や食品のブランドを守る地理的表示(GI)保護制度の対象に、滋賀県の伝統野菜「近江日野産日野菜」を追加したと発表した。今後、日野菜とそれを使った日野菜漬などの加工品はGIマークを付けて販売ができ、ブランドを守りやすくなる。県内のGI登録は近江牛、伊吹そば、滋賀の地酒に次いで4例目。

 GI登録証を受け取った地元生産者ら(滋賀県提供)
GI登録証を受け取った地元生産者ら(滋賀県提供)

日野菜は真っすぐで細長く、下は白色、上は濃い赤紫色をしており、独特の辛みと苦みがあるのが特徴で、室町時代に日野町の山中で発見されて以来受け継がれてきた。地域では交雑防止のため春先に咲く黄色い花を全て刈り取るなど、保全に取り組んでいる。

21日には東京・霞が関の農水省で登録証授与式が開かれ、地元の生産者らに登録証が授与された。認定を受け、三日月大造知事は同日、「これまで地元で大切に受け継がれ、守られてきた日野菜の魅力が認められたことをうれしく思う。認定を機に県内外での認知度をさらに高め、多くの方々に堪能いただくとともに、地域の活性化につながることを期待している。今後も日野菜をはじめ、滋賀食材の魅力発信に取り組んでいく」との談話を発表した。

地理的表示(GI)保護制度は伝統的な生産方法や気候、風土、土壌といった生産地の特性が、品質などに結びついている産品の名称を知的財産として保護する制度。平成27年にスタートしこれまでに神戸ビーフや夕張メロン、八丁味噌などが登録されており、今回の日野菜で登録産品は計120品目となった。

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