孔子祭る多久聖廟に傷 国の重要文化財、佐賀

柱に傷が見つかった、国の重要文化財の多久聖廟=19日午後、佐賀県多久市
柱に傷が見つかった、国の重要文化財の多久聖廟=19日午後、佐賀県多久市

佐賀県多久市教育委員会は19日、国の重要文化財で、中国の思想家で儒教の創始者、孔子を祭る多久聖廟(たくせいびょう)の柱が傷つけられたと発表した。県を通じて文化庁に報告。被害届を受けた佐賀県警は文化財保護法違反容疑で調べている。

市教委や県警によると、傷が見つかった柱は聖廟の西側にあり、地上から約1・2メートルの位置で塗料が剝がされ「SI」「9315」という文字が書かれていた。範囲は縦約7センチ、横約4センチ。

「SI」「9315」という文字が書かれた柱
「SI」「9315」という文字が書かれた柱

聖廟の点検は、市が管理を委託している公益財団法人が毎日行っている。傷を見つけた19日午前は、週末に予定されている祭りに向け、市教委職員も含めて普段よりも細かくチェックしていた。

多久聖廟は宝永5(1708)年に創建。市教委の担当者は「歴史的建造物で市民からも愛されている。誠に遺憾だ」と話した。

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