北朝鮮の砲射撃250発以上、射撃禁止区域で 韓国軍発表

北朝鮮の国旗(ロイター)
北朝鮮の国旗(ロイター)

【ソウル=時吉達也】韓国軍合同参謀本部は19日、北朝鮮が18日深夜に韓国との軍事境界線付近の海域で、250発以上の砲射撃を行ったと明らかにした。2018年の南北軍事合意で射撃や機動訓練が禁じられた区域に落下し、韓国領海への着弾は確認されていない。朝鮮人民軍総参謀部は19日、韓国軍の軍事演習に対抗する措置だったとする報道官声明を発表した。

韓国軍によると、砲射撃は朝鮮半島西側の黄海側で約100発、日本海側で約150発行われた。

韓国軍は、17日から定例の野外機動訓練「護国訓練」を開始。北朝鮮は声明で、同訓練を北朝鮮に対する「侵略戦争演習」と強調し、「無謀で刺激的な挑発行動を即時中断すべきだ」と韓国側を牽制(けんせい)した。

北朝鮮は14日にも、同海域で計500発以上の砲射撃を行っていた。護国訓練は北朝鮮に近い前線地域を含む各地で28日まで行われる予定で、北朝鮮がさらなる挑発行為に出る可能性がある。

北朝鮮は9月下旬以降、弾道ミサイルなどの発射を異例のペースで続けており、近く7回目の核実験を実施する可能性があるとの観測も出ている。

北朝鮮が日本海と黄海へ砲射撃

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