「今も自責の念が消えない」。昭和55年に拉致問題をスクープした元産経新聞記者、阿部雅美氏(74)は、今回の取材で何度もこの言葉を口にした。日朝首脳会談と、拉致被害者の帰国から20年が過ぎた今も消えない「自責の念」。拉致取材を振り返った阿部氏は、「事実を伝えることこそがメディアの本分だ」と語った。
「あの日、メディアがこぞって報じていれば、世論が生まれ、政府も動かざるを得なくなったと思う。少なくとも、今よりはいい状況になっていたのではないか」
「今も自責の念が消えない」。昭和55年に拉致問題をスクープした元産経新聞記者、阿部雅美氏(74)は、今回の取材で何度もこの言葉を口にした。日朝首脳会談と、拉致被害者の帰国から20年が過ぎた今も消えない「自責の念」。拉致取材を振り返った阿部氏は、「事実を伝えることこそがメディアの本分だ」と語った。
「あの日、メディアがこぞって報じていれば、世論が生まれ、政府も動かざるを得なくなったと思う。少なくとも、今よりはいい状況になっていたのではないか」