山本艦上作戦室の喜怒哀楽(上)真珠湾奇襲の戦果2022/10/17 10:00有料プラン記事月刊「丸」あの戦争から今へ反応旗艦の作戦室にて。左より宇垣纏参謀長、山本五十六連合艦隊司令長官、藤井茂渉外参謀。右端が長官の行くところ渡辺参謀あり、とまでいわれた渡辺安次戦務参謀(月刊「丸」・昭和48年1月号収載)昭和十六年十二月八日、夜半も近くなったと思われるころ、広島湾の柱島にいた連合艦隊旗艦長門の艦上では、若い幕僚たちと新宮等暗号長が一枚の電報を手にして、さかんに言いあらそっていた。若い幕僚たちは、「電報をもういちど読みなおせ!」といきどおっている。すると新宮暗号長は、ムッとしたような表情で、