国民の自衛官 横顔

(10)空自西部航空警戒管制団 第17警戒隊 離島のレーダー安定運用

不断の警戒監視活動を行う第17警戒隊の安永英徳隊長(右)ら(山口淳也撮影)
不断の警戒監視活動を行う第17警戒隊の安永英徳隊長(右)ら(山口淳也撮影)

日本海に浮かぶ周囲約18キロ、面積約7・7平方キロの見島(山口県萩市)。この離島にある航空自衛隊のレーダーサイト「見島分屯基地」を拠点に、航空機と弾道ミサイルに対する不断の警戒監視を続けている。

「レーダーを安定的に運用することが最大の任務。保守点検には特に気を使っている」と基地司令でもある安永英徳隊長(50)は語る。

レーダーでは国土や国民に脅威となる航空機、弾道ミサイルの探知、追尾などを実施。最大限の警戒が必要な朝鮮半島に近い上、離島にあって悪天候などの際に資材運搬が困難になることも想定されることから、高い緊張感が求められる。

一方、身近な島民の安全にかかわる災害派遣も必要に応じて実施。火災発生時には所有する消防車で消火活動を行い、救急患者発生時にはヘリコプターでの搬送を支援する任務などにもあたっている。

高齢化が進む島では、人口約700人のうち約4分の1を隊員やその家族が占め、自衛隊の存在は地域活性化にも欠かせない。祭りなどのイベントには積極的に参加し、親睦の中で自衛隊に理解を求めるなど広報活動にも貢献している。

「今後も、島民の方と良好な関係を維持しながら、大切な国防の任務にあたりたい」と安永隊長。昭和36年に編成されて以来60年が経過した。離島生活の不便さがある中での活動だが、隊員らの高い士気で盛り上げている。(山口淳也)=おわり

主催 フジサンケイグループ

主管 産経新聞社

協力 防衛省

特別協賛 航空新聞社

協賛 日本防衛装備工業会、防衛懇話会、タカラベルモント、ユニオン、フソー化成

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