日本の選手求む NZのプロ野球チームが千葉でトライアウト 24日に国内初実施

日本の冬に開催される「オーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)」に加盟するニュージーランド初のプロ野球チームで、オークランドに本拠地を置くトゥアタラが24日、千葉県君津市で日本初のトライアウトを実施する。日本の元プロやアマチュア選手が対象で、合格すれば今冬に現地でプロ選手としてプレーできる。なぜ、ニュージーランドの球団が日本でトライアウトを行うのか。元ロッテのエースで、日本でトゥアタラの球団窓口を務める清水直行氏にトライアウトの狙いについて聞いた。(田中充)

現地に生息するムカシトカゲの呼称でもある「トゥアタラ」は2018~19年シーズンからABLに参入。これまでもロッテや日本の独立リーグの選手らが派遣され、プレーしてきた。今回は初めて、広くトライアウトで日本国内から選手を募ることに。清水氏は「トゥアタラが日本人選手の獲得に積極的なことが背景にある」と語る。

清水氏は現役引退後、ニュージーランドに滞在し、現地の代表チームのゼネラルマネジャー(GM)補佐などとして活動。清水氏によれば、親交が深いトゥアタラの球団関係者は「日本の選手はプレーのレベルも高く、チームに4、5人は必要。日本人選手の礼儀正しさなどの文化も取り入れたい」との意向を持っていたという。

清水氏は「現地では、日本の投手は制球力が高く評価され、野手も小技や正確なプレーに定評がある」と話す。清水氏が球団側に対し、日本のプロ球団から派遣選手のオファーを受けるのを待つのではなく、トライアウトで広く選手を受け入れることを提案したという。

トライアウトには、球団オーナーやアジア地域の担当スカウトが来日し、清水氏もスカウティングにアドバイスを送る。清水氏は「若い選手が海外でプレーするお手伝いができればいい。ABLはウインターリーグと呼ばれ、日本がオフの時期に野球ができる。飛躍のきっかけの場になればいい」と話している。

トライアウトは日本製鉄君津球場で実施し、定員は50人で参加費5000円。投手は年齢制限がなく、野手は18~25歳まで。高校、大学、社会人などのチームに在籍する選手はプロ志望届の提出などが条件になる。合格してプロ契約する場合は日本からの往復航空券や1週間ごとの報酬などが支払われる。詳細はhttps://www.naoyuki-shimizu.com/aucklandtuatara1/


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