ゼレンスキー氏「露は核使えず」 親露派幹部は「無能な露軍上層部」と批判

ウクライナのゼレンスキー大統領(ウクライナ大統領府提供・AP=共同)
ウクライナのゼレンスキー大統領(ウクライナ大統領府提供・AP=共同)

ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は6日、同国東・南部4州の併合を宣言したロシアが「自衛」名目で核兵器を使用する恐れが指摘されていることについて、「ロシアの指導者は自分の命を愛している。核を使えば自分の命も終わると理解しているはずだ」と述べ、プーチン露大統領は核兵器を使用できないとの認識を示した。同日行われたオーストラリアのシンクタンク「ローウィー研究所」とのオンライン対談での発言をウクライナメディアが伝えた。

ウクライナ軍参謀本部のグロモフ准将は6日、ロシアが併合を宣言した南部ヘルソン州で今月1日以降に集落29カ所を露軍から奪還したと発表した。ウクライナ南部軍のグメニュク広報官も6日、ウクライナ軍が同州で400平方キロメートル以上の領土を解放し、前進を続けていると指摘した。

一方、ヘルソン州の親露派勢力幹部のストレモウソフ氏は同日、交流サイト(SNS)上で、ウクライナ軍に反攻を許した責任が「無能な露軍上層部」にあると述べ、異例のロシア批判を展開。その上で「現場部隊は決死の戦いをし、ウクライナ軍の猛攻を食い止めている」と主張した。

また、ロシアが併合を宣言した東部ルガンスク州のガイダイ知事は6日、SNSを通じ、ウクライナ軍が同州の集落1カ所を新たに露軍から奪還したと明らかにした。同氏は5日、ウクライナ軍が同州の解放作戦に着手し、6集落を奪還したと発表していた。

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