香港の評論家、李怡氏死去 民主派、中国体制批判も

李怡氏(台湾・中央通信社=共同)
李怡氏(台湾・中央通信社=共同)

香港の著名な評論家で言論界をリードした李怡(り・い、本名李秉尭=り・へいぎょう)氏が5日、病気のため台北市内の病院で死去した。86歳。台湾メディアなどが6日、報じた。

1970年に香港の政論雑誌『七十年代』を創刊。当初は中国寄りだったが、次第に転向。84年に改称した『九十年代』では民主的な視点から中国の体制や愛国主義を批判した。編集長を28年間務めた。98年の停刊後は対中批判を続け、2021年に廃刊となった蘋果日報(リンゴ日報)の社説などを担当した。

14年に起きた大規模民主化デモ「雨傘運動」や19年の中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案反対デモを支持。20年に反体制派の摘発を合法化する香港国家安全維持法(国安法)が施行された後、台湾に居住し、フェイスブックで「失敗者の回想録」を執筆中だった。(共同)

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