環境配慮スマホにカメラ付きキッズケータイ NTTドコモ「冬春商戦」投入7機種発表

ドコモ2022-2023冬春の新商品ラインナップの「arrows N F-51C」。リサイクル素材の割合が67%=5日午後、東京都千代田区(松井英幸撮影)
ドコモ2022-2023冬春の新商品ラインナップの「arrows N F-51C」。リサイクル素材の割合が67%=5日午後、東京都千代田区(松井英幸撮影)

NTTドコモは6日、11月以降に発売する今冬~来春にかけての「冬春商戦」向けとして、スマートフォンやタブレットなど新商品7機種を発表した。リサイクル素材の環境配慮型スマホのほか、子供向けスマホや従来型携帯電話の形状をしたスマホ「ガラホ」は数年ぶりの新商品だ。7機種とも価格は未定で、部材高騰と円安による物価高の中、ドコモは「今までの水準の価格帯で納めて、(顧客の)手に渡る価格帯にしたい」としており、どのような価格設定になるかが注目される。

令和5年2月以降発売予定の第5世代(5G)移動通信システム対応のFCNT製スマホ「arrows(アローズ) N F-51C」は、バッテリーや画面などの電気電子部品を除いた本体の約67%がリサイクル素材で、再生アルミニウムや再生プラスチックを筐体や内部の部品に採用して比率を高めた。「再生材でもアローズシリーズとしての耐久性は遜色ない」(ドコモ担当者)。繰り返し充電での劣化を抑え、電池を長寿命化。国内の製造工程では再生可能エネルギー由来電力を用いるなど、徹底した〝環境配慮〟に取り組んだ。

ターゲットは若年層と40代・50代の子育て世代で、環境配慮や社会貢献を意識した行動をする「エシカル消費」の中心層でもある。ドコモオンラインショップで購入すると代金の1%相当を世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)にメーカーと共同で寄付するほか、今後は、日常の環境貢献度を可視化する新プログラムの導入も計画する。

ドコモ2022-2023冬春の新商品ラインナップの「キッズケータイKY-41C」=5日午後、東京都千代田区(松井英幸撮影)
ドコモ2022-2023冬春の新商品ラインナップの「キッズケータイKY-41C」=5日午後、東京都千代田区(松井英幸撮影)

子供向けスマホには京セラ製「キッズケータイKY-41C」を投入する。発売は令和5年2月以降だが、現時点の取り扱い機種は2年1月発売だから3年ぶりの新商品だ。

今回は、親世代から要望が多かった2つの機能を搭載した。1つ目が「パケット通信によるメッセージ機能」だ。テキストや写真、スタンプが送受信できるアプリ「+(プラス)メッセージ」を改良、事前登録した相手とだけ送受信ができるようにした。2つ目は「カメラ機能」の搭載で、「子供が今の状況をカメラで撮影し、+メッセージで親に送るなど使い方は広い」と担当者。

ドコモ2022-2023冬春の新商品ラインナップの「DIGNOケータイKY-42C」=5日午後、東京都千代田区(松井英幸撮影)
ドコモ2022-2023冬春の新商品ラインナップの「DIGNOケータイKY-42C」=5日午後、東京都千代田区(松井英幸撮影)

ガラホ派には、京セラ製「DIGNOケータイKY-42C」(5年3月以降発売予定)。特徴はFMラジオをアンテナなしで受信できる点で、本体下部(テンキーの下)付近を触ることで体がアンテナ代わりになる。担当者は「緊急時の情報収集に携帯を活用できるよう、FMラジオを採用した」と話す。

このほか、タブレット「dtab」シリーズ2機種は5Gに初対応。モバイルルーター「Wi-FiステーションSH-54C」は、これまでの5Gよりも通信速度が速い「5GSA(スタンドアローン)」に対応する。5G対応ホームルーターでは、家庭内の複数端末同時接続のニーズに応えるよう、機能を拡充した。

ドコモは冬春商戦向けの新商品としてスマホ5機種を発表・発売済みで、この日の発表で冬春商戦向け全12機種が出そろった形になった。

会員限定記事会員サービス詳細