北朝鮮が米空母展開に警告、ミサイル発射を「相応の措置」と正当化

日本海で共同訓練する米原子力空母ロナルド・レーガン(手前)など日米韓の艦艇=9月30日(海上自衛隊提供)
日本海で共同訓練する米原子力空母ロナルド・レーガン(手前)など日米韓の艦艇=9月30日(海上自衛隊提供)

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮外務省は6日未明、9月下旬に米韓合同演習に参加した米原子力空母「ロナルド・レーガン」が日本海に再展開していることを巡り、「朝鮮半島と周辺地域の情勢安定に重大な脅威をつくり出していることを注視している」と表明し、対抗措置を示唆した。朝鮮中央通信が伝えた。

北朝鮮外務省はまた、米韓合同演習に対する朝鮮人民軍の「相応の対応行動措置」が国連安全保障理事会の討議の場に不当に持ち込まれたとして「強く糾弾する」とした。北朝鮮による日本列島上空を通過する弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会は5日(日本時間6日)、緊急会合を開いた。

北朝鮮は、9月25日以降繰り返している一連の弾道ミサイル発射について「相応の措置」だと強弁しつつ、空母を投じた米韓演習への報復措置だと認めた形だ。米国と対立する中国やロシアは北朝鮮を擁護しており、北朝鮮には安保理が機能不全に陥る状況に乗じて軍事的挑発や核・ミサイル開発の正当化を図ろうとする狙いがうかがえる。

北朝鮮は6日早朝にも日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射した。

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