三重正論懇話会

「防衛費GDP比2%は可能」 防衛研究所・高橋杉雄氏

三重「正論」第25回講演会で講演する防衛研究所の高橋杉雄氏=10月5日、津市
三重「正論」第25回講演会で講演する防衛研究所の高橋杉雄氏=10月5日、津市

三重「正論」懇話会の第25回講演会が5日、津市のホテルグリーンパーク津で開かれ、防衛省防衛研究所の高橋杉雄防衛政策研究室長が「厳しさ増す安全保障環境と日本の課題」と題して講演した。

高橋氏は、ロシアがウクライナに侵攻した要因について、プーチン大統領が米国に対抗する大国であるために、ウクライナ併合が必要と考えたという仮説もあり得ると分析。「この戦争はプーチン大統領の考えが変わるか、いなくならなければ終わらない」と指摘した。

また、現在の日本の状況は、核を保有する北朝鮮や中国、ロシアに囲まれ「世界で最も厳しい安全保障環境にある」と強調。防衛費を国内総生産(GDP)比2%へと5兆円増額することに、財源不足を理由に慎重論があることに対しては「抑止が破れて有事になれば国債市場などは破壊的な影響を受ける。いま防衛費を増やして有事を抑止することこそ財政破綻を避けるために必要」と訴えた。

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