衆院、北朝鮮ミサイル発射に抗議決議「断じて容認できない」

北朝鮮による弾道ミサイル発射に抗議する決議を採択した衆院本会議=5日午後
北朝鮮による弾道ミサイル発射に抗議する決議を採択した衆院本会議=5日午後

衆院は5日の本会議で「北朝鮮による弾道ミサイル発射に抗議する決議」を全会一致で採択した。全文は以下の通り。

10月4日、北朝鮮は、弾道ミサイルを発射し、青森県付近のわが国上空を通過する形で太平洋上に落下したとみられる。

北朝鮮は、今年に入ってからも弾道ミサイルを計20回にわたって発射しており、これらの高い頻度で続く一連の挑発行動は、国際社会に対する深刻な挑戦である。このような中で、平成29年9月15日以来、およそ5年ぶりにわが国上空を通過する弾道ミサイルを発射した。これらは、わが国の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であるとともに、地域および国際社会の平和と安全を脅かすものである。このような北朝鮮の行為は、関連国連安全保障理事会決議および日朝平壌宣言への違反であり、断じて容認できない。

本院は北朝鮮に対し厳重に抗議し、最も強い表現で非難する。さらに、挑発行動を中止し、核・弾道ミサイル開発計画を直ちに放棄するよう強く求める。

国際社会は、国連安保理決議などを踏まえ、結束した外交努力を展開し、平和的な解決を模索すべきである。政府においては、国連加盟国に対し、これまでの国連安保理決議に基づく制裁措置の完全な履行を実現するよう働きかけを一層強化しつつ、米国、韓国など関係各国と緊密に連携し、北朝鮮に対する一層厳格で実効的な措置を取るよう求めるべきである。

北朝鮮の核・ミサイル問題のみならず、拉致問題もわが国の主権および国民の生命と安全に関わる最も重大な問題であり、国際社会が結束して北朝鮮による核、ミサイル、そして、最重要課題である拉致問題の包括的かつ早急な解決を図るべく、政府の総力を挙げた努力を傾注し、もって国民の負託に応えるべきである。

右決議する。

会員限定記事会員サービス詳細