米大リーグMVP、過去に一度だけダブル受賞も

米大リーグのMVPは、全米野球記者協会(BBWAA)の会員30人の投票により、アメリカン・リーグとナショナル・リーグから1人ずつが選出される。30人はア・リーグの球団がある15の都市から2人ずつ選出され、どの記者がだれに投票したかもすべて公開されるのが特徴だ。

30人の会員は各リーグにつき1位から10位までの選手のランキングを作成し、1位票は14ポイント、2位票は9ポイント、以下は順位が下がるごとに1ポイントずつ減少し、10位票は1ポイントを獲得。最も合計ポイントの多い選手がMVPに選ばれ、ワールドシリーズ終了後、毎年11月中旬頃に発表される。2021年の大谷は満票の420ポイントを獲得。過去の最多受賞選手はバリー・ボンズ(ジャイアンツなど)の7回となっている。

米大リーグの長い歴史の中で、BBWAAの表彰が始まった1931年以降、一度だけMVPに2人の選手が選ばれたことがある。79年のナ・リーグでは打率3割4分4厘で首位打者を獲得したキース・ヘルナンデス(カージナルス)と、タイトル獲得はなかったが、打率2割8分1厘、32本塁打、82打点と安定した成績を残したウィリー・スタージェル(パイレーツ)が競り合い、それぞれ216ポイントで並び、ダブル受賞となった。

近年の投票では、選手のチームへの貢献度を総合的に判断する指標として、代替選手に比べて勝利をどれだけ上積みできたかを示す「WAR(Wins Above Replacement)」が重視される傾向が強まっている。

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