広島、延長制し決勝へ 「質」を保って京都下す

【広島-京都】延長前半、攻め込む広島のベンカリファ(左)。この後、ゴールを決めた=10月5日、サンガS
【広島-京都】延長前半、攻め込む広島のベンカリファ(左)。この後、ゴールを決めた=10月5日、サンガS

5日に行われたサッカーの第102回天皇杯全日本選手権の準決勝。広島が連係の差を見せつけて粘る京都を延長戦の末に下し、9大会ぶりとなる決勝進出を果たした。スキッベ監督は「自分たちの質を最後まで保とうと思った。勝ちに値する試合をした」と自賛した。

1日のJ1リーグ浦和戦の先発メンバーをほぼ代えることなく、うち10人が先発。前線から連動してプレスをかけ、ボールを奪って素早く攻めるスタイルを徹底し、主導権を握り続けた。前半40分にPKで先制。後半にスキを突かれて追いつかれたが、延長前半5分に縦パスをエゼキエウがヒールで流し、受け取ったベンカリファが勝ち越しゴールを奪った。

エゼキエウもベンカリファも途中出場の選手。交代で入った選手が息の合ったプレーを見せられるところに広島の層の厚さがある。「フレッシュな選手が自分の役割を理解してくれている」と指揮官。3バックの中心で奮闘した荒木は「団結していた」と言った。

前身の東洋工業時代に3度の優勝経験がある広島だが、Jリーグ発足後は5度決勝の舞台に立ち、いずれも頂点を逃している。「6度目の正直」を達成するため、手綱を緩めず前進する。(北川信行)

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