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受験最前線・秋

情報教育はデジタル化でさらに重要 三木光範・同志社大名誉教授

三木光範・同志社大名誉教授
三木光範・同志社大名誉教授

近年、多くの大学で情報系の新学部が開設されているが、これはただの流行ではなく時代の方向性を反映したものだ。社会のデジタル化が止まることはありえず、10年後、20年後には今よりもっと情報教育の重要性が増しているはずだ。

日本のデジタル化は世界の常識と比べても大きく遅れており、IT人材が圧倒的に不足している。諸外国ではデジタル分野で優れた能力を持つ若者が高額の報酬で採用されるのが当たり前だ。これからは、日本でも若者がどんどん自分の能力をアピールして好待遇の仕事につくチャンスが広がるだろう。デジタル分野では、例えば自作のアプリやゲームなど自らの能力をわかりやすく示すことができ、企業側も即戦力として評価しやすい。

大学入試に情報教科を取り入れるのも必然の流れだ。大学入試に必須となれば誰もが真剣にやらざるをえなくなり、情報教育のレベルは大きく向上するだろう。大学側にとっても、入学後に必要となるデジタル分野の能力を入試で問えるのはいいことだ。

かつて、情報教育における最も大きなハードルは設備の問題だった。多くの学校ではパソコンなどの設備が古く、ネットワーク環境も劣悪だったが、それはコロナ禍で大きく改善された。教育現場に1人1台の情報端末がいきわたりつつあり、高速ネットワークの整備も進んでいる。

従って、現在の課題は情報を担当する教員のスキルだ。プログラミングなどをきちんと教えられる教員は多くない。今後、情報教育をおろそかにする学校は生き残れないだろう。

一方で、生徒たちは熱心に情報の勉強に取り組むようになり、教員よりよくできる生徒も出現するだろう。教員も生徒から学び、互いに刺激を受けながらともに向上するという、柔軟な考え方を持てばよい。

これまで、コンピューターが好きな生徒が自らの興味を受験に役立てることはできなかった。これから、若者が自分の好きなことを大学入試に生かせるようになれば、すばらしいことだ。好きなことを伸ばすのが本当の教育であり、そこから興味が広がるものだ。コンピューターに没頭しているうちに英語や数学が必要だと気づいて学びはじめることもある。

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