KADOKAWA会長を起訴 元理事へ6900万円賄賂

角川歴彦被告(代表撮影)
角川歴彦被告(代表撮影)

東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会元理事の高橋治之(はるゆき)容疑者(78)=受託収賄容疑で再逮捕=に計約6900万円の賄賂を提供したとして、東京地検特捜部は4日、贈賄容疑で逮捕されていた出版大手「KADOKAWA」会長の角川歴彦(つぐひこ)容疑者(79)を、贈賄罪で起訴した。

起訴状などによると、同社元専務の芳原世幸(としゆき)被告(64)=贈賄罪で起訴、同社五輪関連部署の担当室長、馬庭(まにわ)教二被告(63)=同=と共謀し平成28~30年、高橋容疑者に対し、大会スポンサーへの選定や協賛金額を3億8千万円以内にすること、スポンサー契約を迅速に行ってほしいなどの依頼(請託)をし、見返りに計約6900万円の賄賂を提供したとしている。

KADOKAWAは31年4月、組織委とスポンサー契約を結んで協賛金2億8千万円を支払った。その後、高橋容疑者の知人、深見和政容疑者(73)=受託収賄容疑で再逮捕=が代表のコンサルティング会社「コモンズ2」にコンサル料名目で支払いを開始。

特捜部は計約7600万円全額を賄賂と認定、贈賄罪の時効分(約700万円)を除いてKADOKAWA側の3人を立件した。

関係者によると角川容疑者は容疑を否認。高橋、深見両容疑者も賄賂を受け取ったことを否定している。

起訴のKADOKAWA会長が辞任表明 汚職関与は否定

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