朝晴れエッセー

囲碁同好会・10月4日

囲碁同好会の幹事から例会再開のメールが来た。待ちに待った連絡でうれしい限り。この2年半ほどの間、例会は休止と再開を繰り返してきた。やっと新型コロナの第7波がピークアウトし、私は4回目のワクチンを接種済みだが、それでもコロナは怖い。

囲碁同好会の現在の会員数は30名ほどで、例会は毎週金曜日、大会が半年に1回、その後、居酒屋で懇親会を開催するといった寸法。会場は窓を開け、机を2つ並べて対局の席を作り、前面のホワイトボードにはマスク着用、手指消毒、黙打と大書した紙を張っている。常時マスクを着用することと、入室時の手指消毒は問題なく守れるが、黙打となるとこれが難しい。勝負どころで失敗すると、ついつい、ぼやきが出てしまう。相手もすかさず「ぼやきなし」と突っ込んでくる。

今や、会員の中で私が最年長になってしまった。棋力も一番なら文句はないが、そうではない。「鳥なき里のコウモリ」で、鳥といえるほどの強者はいないが、コウモリの中にはライバルが何人もいる。

今からでも遅くはない。もう少し強くなりたい。プロの棋譜を並べ、布石、手筋、死活の問題などで頭をひねり、対局では少なくとも3手先まで読むことを習慣化しよう。

私にとって、囲碁同好会は数少ない社会とのつながりの場であり、認知症予防の一助にもなるはずだ。これからも元気で、仲間との対局を大いに楽しみたいと思っている。


荻野一男(80) 神戸市北区

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