国旗が「糸くず出て、ボロボロ」 大阪府立学校で掲揚したまま

大阪市内の府立学校で執務時間外も掲げられていた国旗。糸くずも出ている=8月16日午前
大阪市内の府立学校で執務時間外も掲げられていた国旗。糸くずも出ている=8月16日午前

大阪市内にある大阪府立学校が今年3月以降、執務時間外の夜間にも国旗を掲揚し続け、傷んでいたことが分かった。3日の大阪府議会本会議で、西田薫府議(大阪維新の会)が明らかにした。橋本正司教育長は学校の対応が不適切だったと謝罪し、府教育庁は執務時間外の国旗の降納を徹底するよう通知した。

府条例では、府施設で国旗は執務時間内に掲揚すると規定。地元住民から「夜間も国旗が掲揚されている」との情報を受けた維新の中川誠太府議が3~8月に計5回学校側に指摘したが、改善されなかった。府教育庁からは「条文にも降納について書いておらず、学校には指導していない」と回答があったという。

西田府議は、この日の代表質問で「8月に視察した際には国旗から糸くずが出て、ボロボロの状況だった」と述べ、一連の対応について疑問を呈した。橋本教育長は「再度の指摘でも適切な対応ができていなかったことを反省する」と謝罪し、「教育庁内で国旗掲揚の適正な運用について徹底した」と説明した。

府教育庁によると、この学校では国旗を新調し、9月以降は国旗の降納を行っている。同月14日には全府立学校に降納を徹底するよう通知した。

吉村洋文知事は「国旗に敬意を表して適切に取り扱うことは国際社会の常識。外務省のプロトコル(儀礼)でも日没後の掲揚は原則行わない。再度起こらないようマネジメントしてもらいたい」と述べた。

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