首相、ウィズコロナを強調 インフル同時流行に備え

【政治 第210臨時国会】衆院本会議で所信表明演説を行う岸田文雄首相=3日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)
【政治 第210臨時国会】衆院本会議で所信表明演説を行う岸田文雄首相=3日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)

岸田文雄首相は3日の所信表明演説で、新型コロナウイルス対応について、感染対策を行いつつ、経済社会活動を正常化させる「ウィズコロナ」への移行を強調した。一方で、新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されており、オミクロン株に対応したワクチン接種を加速する考えも示した。

首相は演説で「科学的知見に基づきながら、できるだけ平時に近い社会経済活動が可能となるよう、取り組んでいく」と訴えた。政府は9月にコロナ感染者の療養期間の短縮など、ウィズコロナへの移行に向けた全体像を示した。流行の「第7波」収束を踏まえ、社会経済活動の再開に動いている。

首相は演説で、水際対策の緩和や観光支援策に触れ、「コロナ禍からの需要回復を図る」と強調。また、マスク着用について「屋外でのマスクは必要ない」と述べ、メリハリのある感染対策を訴えた。

また、首相は「インフルエンザと新型コロナが同時流行したときの備えが重要となる」と述べた。ワクチン接種の加速に向け、今月から11月にかけ、接種券配布や会場確保など1日100万回を上回る接種体制を整備する方針を示した。さらに医療提供体制の強化などを目的に感染症法改正案を臨時国会に提出し、次の危機に備えるとした。

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