中・東欧9カ国 ウクライナのNATO加盟支持を表明

ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部に掲げられたNATO旗(中央)を囲む加盟国旗(共同)
ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部に掲げられたNATO旗(中央)を囲む加盟国旗(共同)

【パリ=三井美奈】北大西洋条約機構(NATO)に加盟する中・東欧9カ国の首脳は2日、ウクライナのNATO加盟申請を支持する共同声明を発表した。

声明は、ロシアのプーチン大統領によるウクライナ東部と南部の併合宣言は「断じて認めない」と明記。2008年のNATO首脳会議がウクライナの将来の加盟について合意したことに触れ、「首脳会議の決定を支持する」と訴えた。声明には、バルト3国とポーランド、チェコ、スロバキア、ルーマニア、北マケドニア、モンテネグロが名を連ねた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は9月30日、プーチン氏の「併合宣言」に対抗し、NATOに加盟申請する方針を表明した。これに対し、ストルテンベルグNATO事務総長は「ウクライナの自衛支援こそ、NATO加盟国が集中すべきこと」と述べ、ウクライナの加盟は優先課題ではないとの立場を示した。

08年のNATO首脳会議は「ウクライナが将来、加盟国になる」と声明に明記した。だが、ロシアと交戦中のウクライナが、NATO全30カ国の合意を得て加盟を実現するのは、現実には困難とみられている。

会員限定記事会員サービス詳細