浪速風

米国の農地を爆買いする中国

中国資本による〝土地の爆買い〟への警戒が強まっているのは日本だけではない。米中西部ノースダコタ州で中国企業が農地300エーカーを購入したところ、地元のみならずワシントンを巻き込んだ論争に発展している

▶中国山東省に拠点を置く食品メーカー「阜豊(ふほう)集団」はトウモロコシ加工工場を建設する計画で、現地の市長らは雇用創出に期待する。しかし予定地はグランドフォークス空軍基地まで19キロと近く、米軍関係者からは安全保障上の懸念を指摘する声も。香港紙によると、中国資本が保有する米国の農地は2020年までの10年間で25倍超に増えた。食料安全保障の観点から、米議会では中国企業などによる農業への投資を禁止する法案も審議されている

▶中国政府は「国家安全概念の拡大と国家権力の乱用」だと反発した。だがスパイ罪などの「国家安全危害罪」を乱用して16人もの日本人を拘束したのは中国当局に他ならない。世界からの不信は自らまいた種だ。

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