村上56号 ファン感涙、「歴史的瞬間立ち会えた」

【プロ野球ヤクルト対DeNA】 7回 56号本塁打を放つヤクルト・村上宗隆=神宮球場(撮影・中井誠)
【プロ野球ヤクルト対DeNA】 7回 56号本塁打を放つヤクルト・村上宗隆=神宮球場(撮影・中井誠)

プロ野球ヤクルトの村上宗隆内野手(22)が日本選手最多となる56号本塁打を放った3日、舞台となった神宮球場(東京都新宿区)は、ファンらの大歓声に沸いた。

「王をこえろ」

ライトスタンドで、こんな横断幕を掲げた会社員の西松周人さん(24)。実はサッカーファンで、野球観戦は今日が初めてだった。上司に連れられて陣取った自席近くに、歴史的な打球が飛び込んできたという。「打たないかな、と思っていたけれど、まさか…。これってめちゃくちゃすごいですよね」と笑顔で振り返った。

20年来のヤクルトファンだという東京都中野区の主婦、吉村理恵さん(38)は、「言葉にならない。最後の最後(の打席)でやってくれた」と涙目。一緒に来た長女の恵子ちゃん(4)は、「ボールがあっという間に見えなくなった。すごい」と驚きを隠せなかった。

「打った瞬間?地響きのような歓声でしたよ」

球場に隣接する神宮ゴルフ練習場で、車両の誘導を行っていた男性警備員(24)は、56号本塁打の場面をこう振り返る。

これまでも、村上選手が神宮球場でホームランを打った試合で、警備に入っていたという男性。球場からの歓声には慣れっこだったはずだが、「比べ物にならない。本当にすごかった」と興奮気味に語った。

対戦相手のDeNAのファンだという川崎市麻生区の会社員、田村峻さん(25)は「今日は勝ち負けはどうでもいい。歴史的な瞬間に立ち会えた」と満足げ。「横浜の投手が打たれて、鳥肌が立ったのは初めてだ」と村上の偉業を素直にたたえた。

一方、同僚でヤクルトファンだという同区の会社員、倉田由雄さん(26)は「正直、自分は(56号本塁打を)無理だと思っていた。でも村上は諦めていなかった。年下だけど尊敬しかない」と語った。

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