花田紀凱の週刊誌ウォッチング

(893)国葬でも変わらぬ統一教会騒ぎ

国葬に反対して武道館に向かうデモ隊=27日午後、東京都千代田区(関勝行撮影)
国葬に反対して武道館に向かうデモ隊=27日午後、東京都千代田区(関勝行撮影)

安倍晋三元総理の国葬が無事、平穏に終わってほっとした。菅義偉前総理の追悼の辞は心に染みた。

それにしても国葬当日にも国会前や九段下で反対のプラカードを掲げ、大声でシュプレヒコールを続けていた連中は礼節ということを知らないのか。

自分の親が死んで葬式をしている時、玄関先で大騒ぎされたら遺族はどんな気持ちになるか。

国会前でデモの先頭に立っていた日本共産党の志位和夫委員長、「この日くらいは静かにしていよう」の呼びかけがなぜできないのか。

かの山口二郎センセイではないが、「オマエは人間じゃない!」と言いたくなった。

今週も読むべき週刊誌は『ニューズウィーク日本版』(10・4)のみというのが寂しい。

表紙は腕を組み、穏やかな表情の安倍元総理で、大特集「安倍晋三の正しい評価」。

石戸諭さん(ノンフィクションライター)のリポート「対立という遺産を残して」の野党批判に、野党の議員たちも耳を傾けるべきだろう。

〈一致した政策を練り上げることよりも、目先にある最もホットかつ政権にダメージを与える話題をメディアを通じて争点化すること。そして、岩盤リベラル層がいるSNSで訴えることに力を入れるようになってしまった〉

統一教会騒ぎはまさにその典型だ。

日本政治研究者のジェニファー・リンド氏のインタビュー「安倍と愛国の微妙な関係」も一読を。

『週刊文春』(10月6日号)、『週刊ポスト』(10/7・14)は相変わらず鈴木エイト氏(ジャーナリスト)頼みの統一教会と自民党批判でツマラナイ。

そこへいくと『週刊新潮』(10月6日号)はトップがワイド形式で「『国葬〝後始末〟解散』への火種」。統一教会批判から微妙に話を広げているのがさすがプロの技だ。

「『安倍家断絶』で下関奪還『林芳正』〝親中〟外相が国葬から台湾をはじき出した」「真打ち登場!『山崎浩子』に逃げられた『勅使河原さん』マスコミに逆襲」など7本。

(月刊『Hanada』編集長)

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