「奇跡が起きた」最終戦で逆転優勝、オリファン歓喜

優勝が決まり喜びを爆発させるオリックスファン=2日午後9時27分、大阪市中央区(沢野貴信撮影)
優勝が決まり喜びを爆発させるオリックスファン=2日午後9時27分、大阪市中央区(沢野貴信撮影)

プロ野球パ・リーグで2日、2年連続14度目(阪急時代を含む)の優勝を決めたオリックス。2位でシーズン最終戦を迎えながら、鮮やかな逆転劇で頂点をつかんだ。チームが本拠地を置く関西では、オリックスファンが喜びを爆発させた。

ファンが集う店として知られる大阪市中央区のすし店「おの冨久」。約20人のファンがマスクを着けながらテレビにくぎ付けになって熱戦を見守った。

午後9時半ごろに優勝が決まると、「勝ったぞ!」「よっしゃー!」と歓声が上がった。飛び上がったり、ハイタッチしたりして喜びを分かち合う姿や、ユニホームで涙をぬぐうファンの姿もあった。

ファン歴15年という神戸市の木村智史さん(29)は、「これほどの喜びを仲間と共有できて、幸せでしかない。変わらずに応援を続けてきて、心の底から良かったと思う」と声を弾ませた。

1日時点で首位に立ち、マジックナンバー「1」を点灯させていたのはソフトバンク。オリックスが優勝する条件は、楽天に勝利した上でソフトバンクがロッテに負ける、という厳しいものだった。

この日も楽天に先制を許す苦しい展開だったが、五回に逆転後は継投で無失点にしのぎ、2年連続の戴冠。去年に続き、マジックナンバーが一度も点灯しないまま優勝するというドラマチックな逆転劇で、底力を見せつけた。

大阪市の会社員、岡寛也(ひろや)さん(32)は「序盤は嫌なムードだったが、諦めずに取り返してくれた。奇跡が起きたようで正直、戸惑っている。でも選手たちには、心から『おめでとう』と伝えたい」とほおを緩めた。

セ・リーグではヤクルトが同じく2年連続の優勝を決めている。昨年、オリックスは日本シリーズでヤクルトに敗れた。これからは、日本シリーズ進出をかけたクライマックスシリーズが始まる。おの冨久の大将、小野雄一郎さん(52)は「苦しいシーズンだっただけにこの優勝は格別で、感動した。『去年の忘れ物』である日本一を取りに行かなければならない」と、さらなる躍進に期待を寄せていた。

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