なぜあの人は職場で嫌われているのか 誰も近寄らない3大NG言動

画像はイメージ(ゲッティイメージズ、以下同)
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職場で周囲から「敬遠されている人」「煙たがられている人」といえば、誰しも1人や2人、思い当たる人がいるのではないか。「ひょっとして自分かも……」と胸騒ぎを覚える人もいるかもしれない。

誰しも、自ら嫌われたいと願って行動するはずはないのに、結果的に嫌われるような言動を取ってしまう人がいるのはなぜなのか。記者は「性格が原因では」と考えていたが、ビジネス書作家で「気配りコンサルタント」の後田良輔さんは、「性格の問題ではない」と断言する。

「むしろ嫌われているときこそチャンス」――。年齢に関係なく、誰もが「好かれ上手」になる可能性を秘めていると話す後田さんに、その理由と方法を聞いた。

なぜあの人は職場で嫌われているのか

――悪い人ではないのに、どこか一癖あって周囲から敬遠されたり、浮いたりする人はどの職場にもいると思います。なぜ煙たがられてしまうのでしょうか。性格の問題でしょうか

後田: 敬遠されたり、浮いたりする人は「社会人のルールを知らない」という傾向があります。「自分の常識は他人の非常識」と昔から言われるように、仕事のデキや自分という人物の評価は受け手(他人)が決めるというのが社会人のルールです。

コミュニケーションでずれた行動をする人は、この自分の常識と受け手の常識のミスマッチを起こしている状況と言えます。性格の問題ではありません。

――自分の常識と受け手の常識の「ミスマッチ」ですか

後田: 例えば、転職をしてきた人が「前の会社はこうだった」などと言うと、すごく嫌われますよね。どちらが正しいというわけではなく、新しい職場には新しい職場のルールがある。同じ会社の中でも、別の部署に行けば違うルールがある。その常識を探ることができる人は、マイルドな人間関係を築けられる人だと思います。

「自分は正しい」と誰もが思ってしまいますが、自分の常識を疑うぐらいの方が、周りとの摩擦を減らすことはできます。

嫌われる人がやりがちなNG言動3選

――ビジネス上で嫌われたり敬遠されたりするNG言動があれば教えてください

後田: 大きく3つ挙げてみたいと思います。1つは、何か頼まれたことに対して「すぐにやります」という言い方。

自分の「すぐ」と相手の「すぐ」は時間の感覚が異なります。例えば、上司や経営者がいう「すぐ」は2~3秒後のこと。一方で、社員の「すぐ」は今週中や、明日の朝一を指しているかもしれません。かなり時間感覚が異なります。

「すぐ」「あとで」などといった言葉には主観が混ざります。ビジネス上で失敗が目立つ人は、こうしたあいまいな言葉遣いが多い印象があります。「すぐにやります」ではなく「金曜日までにやります」といった具体的な言い方をするのがよいでしょう。

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――確かに時間間隔のずれはイライラやトラブルを招きそうですね。NG言動の2つ目は何でしょうか

後田: 2つ目は「専門用語」を使って話すことです。自分が知っているから相手も知っているだろう、という思い込みは危険です。なるべく優しい言葉で話すことが大切です。

専門用語を分かりやすく言い換えて話す人に接すると「この人は頭がいいな」と感じます。名経営者と呼ばれるような人たちも、あまり難しい言葉は使いません。

8月に90歳で亡くなった京セラ名誉会長の稲盛和夫さんや、松下電器産業(現パナソニックホールディングス)創業者の松下幸之助さんなどの本を読むと、難しいことは言っていません。中学3年生でも分かるレベルの言葉を使っています。

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