10月の食品値上げ、今年最多の6699品目に 年内の約32%が集中 帝国データ調べ

家計への負担を押し上げる食品値上げは、10月が今年最大の山場だ。帝国データバンクは1日、10月単月での食品値上げは今年最多の6699品目に達すると発表した。今年1年間に値上げとなる累計2万665品目の約32%を占める。帝国データは、年内の食品値上げは10月でいったんピークアウトするとみる一方、為替の円安やエネルギー価格の動向もあり、「しばらくは予断を許さない状況が続く」と指摘している。

上場する主な飲食料品メーカー105社の9月末までの状況をまとめた。10月単月の食品値上げは6699品目となり、前月の9月(2424品目)の約2・8倍と、今年では突出した規模となる。値上げ率の平均も10月は16%と、今年1~10月では8月の18%に次ぎ2番目に高い水準だ。

また、年内の食品値上げの状況を主な分野ごとにみると、加工食品が8530品目と最多で、値上げ率も平均で16%に達している。

食品では今後も、11月に765品目、12月に135品目の値上げが見込まれている。乳製品では、明治や森永乳業、雪印メグミルクが牛乳類やヨーグルトなどを11月1日出荷分から値上げする方針を発表済みだ。

帝国データの担当者は、食品値上げは10月でいったんピークアウトするとみる一方、円安加速や原油価格高騰などに直面した場合は「来年以降に再び断続的な『値上げラッシュ』が到来する可能性は否定できず、しばらくは予断を許さない状況が続く」と指摘した。

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