露、東部要衝から撤退 ウクライナが包囲、打撃に

ウクライナ4州の併合を宣言する式典に出席するロシアのプーチン大統領(中央)と親ロ派代表=9月30日、モスクワ(ロイター=共同)
ウクライナ4州の併合を宣言する式典に出席するロシアのプーチン大統領(中央)と親ロ派代表=9月30日、モスクワ(ロイター=共同)

ロシアによるウクライナ侵略で、露軍の占領下にある東部ドネツク州の要衝リマンの攻略作戦を展開していたウクライナ軍は1日、露軍を包囲し、市街地の入り口に達したことを明らかにした。ロシア国防省は同日、リマンからの撤退を始めたことを明らかにした。ロイター通信が報じた。

ロシアのプーチン大統領は9月30日、ドネツク州を含むウクライナ東南部4州の併合を宣言したばかり。直後に支配地域を奪還されれば、プーチン氏の威信に傷がつく可能性がある。

ウクライナ軍は同日、リマンの包囲をほぼ完了したと発表していた。ロイターによると5000人規模の露軍兵がいるとみられる。

露国防省は10月1日、リマンの自軍が包囲されたことを認めた上で、「より優勢な線」へと引き下がると説明した。

米シンクタンクの戦争研究所は、露軍がリマンを喪失した場合、既に全域の制圧を宣言しているルガンスク州の中心都市セベロドネツクやリシチャンスクの支配を維持できなくなる可能性があると指摘していた。

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