猪木さん「『スポーツで平和を』の信念」 盟友・江本氏惜しむ

参院選に初当選し、「ダー!」のポーズをする江本孟紀氏(左)と、アントニオ猪木さん=平成4年7月
参院選に初当選し、「ダー!」のポーズをする江本孟紀氏(左)と、アントニオ猪木さん=平成4年7月

元人気プロレスラーで政治家としても活躍したアントニオ猪木さんが1日、亡くなった。猪木さんが結成した「スポーツ平和党」から参院選に出馬して政界に飛び込み、長年にわたって交流のあった野球評論家の江本孟紀(たけのり)氏(75)は「『スポーツを通じて世界に平和をもたらす』という信念があった」と振り返り、別れを惜しんだ。

元プロ野球選手の江本氏は、猪木さんから誘いを受けて参院議員になった。「猪木さんからは人のために頑張ろうという意志の強さや行動力を学んだ」と振り返る。

猪木さんは、湾岸危機のイラクで人質状態に置かれていた現地邦人の救出に貢献するなど〝型破り〟な行動力で話題を集めた。江本氏は「実際に行動に移すことができるのが猪木さんのすごいところ。多くの日本人を助けた」。北朝鮮への度重なる訪問についても「プロレス公演などで交流を広げた」と評価した。

「体、元気か」。今年2月には猪木さんから電話があり、久しぶりに会話を交わした。「私の体調を気遣っての連絡だった。本当に優しい人だった」。闘病中の猪木さんが発信するユーチューブなどを視聴し、逆に体調を心配していたという江本氏。「気さくな人柄で、多くのファンや支持者がいた。私にとっても恩人で、感謝しかない」と静かに話した。

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