「はま寿司」データ、カッパ社内で共有 組織的関与か

かっぱ寿司の店舗の看板
かっぱ寿司の店舗の看板

競合する回転ずしチェーン「はま寿司」の営業秘密を不正に入手したとして、「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト(横浜市西区)の社長、田辺公己(こうき)容疑者(46)らが警視庁に不正競争防止法違反容疑で逮捕された事件で、入手した情報はカッパ社内のメールで複数の社員に共有されていたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。カッパ社が営業秘密の取得や使用に組織的に関与していたとみられ、警視庁は2日にも法人としての同社を書類送検する方針。

捜査関係者によると、同容疑で逮捕されたカッパ社幹部、大友英昭容疑者(42)は、令和2年11月、田辺容疑者からもらったはま寿司の営業秘密のデータを、カッパ社の商品本部長や商品開発課長にメールで送信していたとみられる。

営業秘密のデータには、はま寿司で使用する食材の原価などが含まれており、カッパ社内で、かっぱ寿司で使う食材の原価と比較していたとされる。警視庁はカッパ社が組織的に他社の営業秘密の使用に関わり、かっぱ寿司の商品開発に利用していたとみている。

田辺容疑者はカッパ社入社前、はま寿司で勤務。捜査関係者によると、田辺容疑者は、はま寿司のデータを大友容疑者に送信する際、はま寿司時代の元同僚の湯浅宜孝(よしたか)容疑者(43)=同容疑で逮捕=に依頼して、データのパスワードを教えてもらっていたとみられる。

かっぱ寿司社長逮捕 はま寿司の仕入れデータをメールで送信

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