猪木さんが闘った難病「全身性アミロイドーシス」 発症メカニズムは不明

ポーズをとるアントニオ猪木さん=2016年5月、参院議員会館
ポーズをとるアントニオ猪木さん=2016年5月、参院議員会館

1日に死去したことが分かった元人気プロレスラーのアントニオ猪木さんは、厚生労働省指定の難病「全身性アミロイドーシス」との闘病を続けていた。同省のホームページ(HP)によると、国内での患者は現在約2000人。猪木さんは、令和2年7月に自身のツイッターで「心アミロイドーシス」(全身性アミロイドーシスが部分的に現れた症状)と闘病していることを公表していた。

同省によると、全身性アミロイドーシスは線維構造をもつ蛋白(たんぱく)質である「アミロイド」が、全身の臓器に沈着することによって機能障害が引き起こされる病気。アミロイドが原因であることは分かっているものの、発症のメカニズムなどは現在も判明しておらず、全身の衰弱や貧血、消化器障害、手足のしびれなどが主な症状だという。

これまでは対症療法が中心だったが、近年は自己末梢血幹細胞の移植を併用した化学療法なども採用。また、アミロイドに対するワクチン療法などが現在開発中だという。ただ、効果的な治療法は現在も確立されておらず、長期の療養が必要とされている。

今年6月には、元プロ野球選手で野球評論家の田尾安志さん(68)が心アミロイドーシスを患い闘病中であることを公表している。

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