「佐渡島の金山」、世界遺産登録へ暫定推薦書提出 不備指摘受け仕切り直し

佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」
佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」

政府が世界文化遺産に推薦した「佐渡島(さど)の金山」を巡り、永岡桂子文部科学相は30日の閣議後記者会見で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に暫定版推薦書を提出したと発表した。提出は29日付。来年2月1日までに正式な推薦書を提出、2024(令和6)年の登録を目指す。

政府は当初、23年の登録を目指し、今年2月に推薦書を提出。だが、ユネスコ側が説明に不備があると指摘して審査を進めず、政府は23年の登録を断念した。今回提出した暫定版では、不備が指摘された水路の記述を修正するなどした。早ければ正式な推薦書を提出した翌年の世界遺産委員会で登録が決まる。

ただ、佐渡金山については、韓国が先の大戦時に朝鮮半島出身者の強制労働の現場だったと反発。ウクライナ侵攻の影響で今年ロシアで予定されていた世界遺産委員会が延期され、今後の日程も確定しておらず、政府が目指す24年の登録は不透明な状況が続いている。永岡氏は「金山は江戸時代の生産技術などが文化的な価値の対象で、韓国の主張は受け入れられない。どの国からも評価されるよう丁寧に説明していく」と述べた。

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