米南部ハリケーン15人死亡 大統領が大規模災害宣言

被災した住民を救助する消防隊員=29日、米フロリダ州オレンジ郡(同郡消防提供、AP)
被災した住民を救助する消防隊員=29日、米フロリダ州オレンジ郡(同郡消防提供、AP)

米南部フロリダ州は29日、前日に上陸した大型ハリケーン「イアン」がもたらした洪水などにより、州内各地で深刻な被害が出ていると発表、米メディアによると、少なくとも15人が死亡した。バイデン大統領は死者が「かなりの数に上る恐れがある」と指摘し、大規模災害に当たると宣言した。連邦政府による緊急支援が可能となる。

多くの家屋が倒壊し、260万戸を超す家屋が停電した。1500を超す携帯電話基地局が使用不能となった。バイデン氏は「フロリダ史上最悪のハリケーンになるかもしれない」と住民に警戒を呼びかけ、被災地を視察する意向を示した。

州南西部フォートマイヤーズのアンダーソン市長は米テレビに「街が戦場のようになってしまった」と深刻さを語った。デサンティス州知事は「500年に1度の災害」だとし「歴史的な被害」が出ている可能性を指摘した。

イアンは29日、いったん勢力を弱めて熱帯暴風雨となったが、同日再び勢力を強めてハリケーンとなり、30日に南部サウスカロライナ州に再上陸するとみられている。(共同)

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