かっぱ寿司社長逮捕 はま寿司の仕入れデータをメールで送信

自宅を出るカッパ・クリエイトの田辺公己社長=30日午後、神奈川県藤沢市(岩崎叶汰撮影)
自宅を出るカッパ・クリエイトの田辺公己社長=30日午後、神奈川県藤沢市(岩崎叶汰撮影)

競合する回転ずしチェーン店「はま寿司」の営業秘密を不正に入手したとして、警視庁生活経済課は30日、不正競争防止法違反(営業秘密領得)などの容疑で、回転ずしチェーン「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト(横浜市西区)の社長、田辺公己(こうき)容疑者(46)=神奈川県藤沢市=ら3人を逮捕した。法人としてのカッパ社も書類送検する方針。

他に逮捕されたのは、カッパ社幹部、大友英昭容疑者(42)=横浜市神奈川区=と、田辺容疑者が以前勤務していたはま寿司時代の元同僚、湯浅宜孝容疑者(43)=千葉県習志野市。生活経済課は、3人の認否を明らかにしていない。

田辺容疑者は、令和2年11月にカッパ社に入社し、副社長を経て3年2月に社長に就任。転職直前は、はま寿司の親会社ゼンショーホールディングス(HD)の傘下企業の社長を務め、平成26~29年ははま寿司の取締役も務めていた。

田辺容疑者と大友容疑者の逮捕容疑は不正な利益を得る目的で、令和2年9~12月、はま寿司の商品の原価などに関するデータを不正に取得したとしている。湯浅容疑者の逮捕容疑は2年11月、データを閲覧するためのパスワードを田辺容疑者に教え、不正取得を助けたとしている。カッパ社が組織的に営業秘密を得ていたとみられる。

生活経済課によると、はま寿司の商品で使用する食材の量や原価、扱った食材の取引先や価格など2種類のデータが流出していた。

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