「半端ない」「ぶっちゃけ」違和感なし 「姑息」「割愛」は意味変化

令和3年度の「国語に関する世論調査」では、近年、比較的新しいとされる言い回しや、本来とは異なる意味で用いられる言葉の調査も行われた。「半端ない」「ぶっちゃけ」など、崩れた表現とされる言葉に関し、半数以上が「他の人が使うのが気にならない」と回答。「姑息(こそく)」「割愛」が本来とは異なる意味で使われている傾向も浮かんだ。

2018年のサッカー・ワールドカップで、日本代表の大迫勇也選手の活躍とともに流行した「半端ない」。「半端ではない」の省略形で「すごい」ことなどを示す言葉として46・4%が「使うことがある」と回答。60・2%は「他の人が使うのが気にならない」という。

「打ち明ける」を意味する「ぶっちゃける」が変化した「ぶっちゃけ」は、テレビドラマなどを通じて広まったとみられ、41・4%が「使うことがある」、55・7%が「気にならない」と答えた。

「姑息」は、「一時しのぎ」という本来の意味を理解している人は17・4%にとどまり、73・9%が「卑怯(ひきょう)」を表す表現と捉えていた。「割愛する」を本来の「惜しいと思うものを手放す」という意味で使っていたのは23・7%。65・3%は「不必要なものを切り捨てる」として使用していた。

文化庁の担当者は「姑息」「割愛」の用法について「誤用とは言い切れない」と指摘。本来の意味から派生や変化、拡大などが起きて現在に至っていると考えられるという。

また、「声を荒(あら)げる」は79・7%が正しいと考えていた一方、本来正しいとされてきた「荒(あ)ららげる」と回答したのは12・2%にとどまった。「荒(あ)れる」「荒(あら)い」と用法によって読み方が変わる漢字の特性が一因となっているとみられる。

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