米、ハイマース18基供与 ウクライナに約1600億円支援

高機動ロケット砲システム「ハイマース」=2011年5月、米ワシントン州ヤキマ演習場(Tony Overman提供・AP)
高機動ロケット砲システム「ハイマース」=2011年5月、米ワシントン州ヤキマ演習場(Tony Overman提供・AP)

【ワシントン=坂本一之】米国防総省は28日、ロシアの侵略を受けるウクライナに対し11億ドル(約1600億円)規模の追加軍事支援を実施すると発表した。高機動ロケット砲システム「ハイマース」18基や対無人機システムを支援しウクライナ軍の能力を中長期的に支援する。

追加軍事支援では、高機動多用途装輪車両150両や多目的レーダー、通信システムに加え、監視システムや兵器を運ぶトレーラーなども支援する。

今回の支援は米軍が保有する兵器をすぐに供与する枠組みではなく、兵器を生産する防衛企業と契約を結んで調達しウクライナに送る形式で、数年かけて実施する。今年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、米国によるウクライナへの軍事支援総額は162億ドルに達する。

国防総省高官は28日、ロシアがウクライナ国内の4地域でロシア編入を問う「住民投票」を実施し併合手続きに着手する見通しに関して「米国は決して認めない」と指摘。「ロシアによる偽りの住民投票と併合の試みは、国連憲章に対する極めて重大な違反だ」と批判した。

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