宝塚の真風涼帆さん退団会見「男役、最後まで追求」

退団会見に臨む宝塚歌劇団宙組トップスター、真風涼帆さん=大阪市内(山田喜貴撮影)
退団会見に臨む宝塚歌劇団宙組トップスター、真風涼帆さん=大阪市内(山田喜貴撮影)

宝塚歌劇団を来年6月で退団すると発表した宙(そら)組トップスターの真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんが29日、大阪市内のホテルで退団会見を行った。三つぞろいの銀色のスーツ姿の真風さんは「ここまで、私の舞台を待ってくださるファンの皆さまに何度も救われ、支えられ、導いていただいた。感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。

熊本県出身の真風さんは平成18年に入団し、星組に配属された。27年に宙組に移り、29年にトップに就任した。衣装の映えるビジュアルと多彩な演技で観客を魅了し、宙組の先頭に立ってきた。

退団会見に臨む宝塚歌劇団宙組トップスター、真風涼帆さん=大阪市内(山田喜貴撮影)
退団会見に臨む宝塚歌劇団宙組トップスター、真風涼帆さん=大阪市内(山田喜貴撮影)

大切にしてきたのは「今を生きるということ」。男役として歩んできた人生をまだ総括することはできないが、「男役というのは終わりなき道。最後の日まで追求したい」と語り、退団後も「まだ考える感覚はない。今のこの宝塚人生を、精いっぱい生きたい」とストイックだ。

潤さんと最後まで共に

トップに就任したときから「いつかは終わりがあるもの」と、常に退団を意識していたという。劇団とも相談し、当初は令和4年での退団をイメージしていたが、新型コロナウイルスの感染拡大による公演スケジュールの大幅な変更で、「任期」を延ばすかたちになっていた。

退団会見に臨む宝塚歌劇団宙組トップスター、真風涼帆さん=大阪市内(山田喜貴撮影)
退団会見に臨む宝塚歌劇団宙組トップスター、真風涼帆さん=大阪市内(山田喜貴撮影)

宙組トップ娘役の潤花(じゅん・はな)さんも、同じ来年6月での退団が決まった。今年6月の公演前、潤さんに退団の意思を伝えると「ぜひ自分もご一緒したい」と返され、最後まで行動を共にすると決めたという。

退団公演は「カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~」(宝塚大劇場=来年3~4月、東京宝塚劇場=同5~6月)。(藤井沙織)

宝塚退団の潤花さん「真風さんと最後まで一緒に」


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