原口が執念の決勝打 単独3位浮上の阪神、CSへ前進

【阪神-ヤクルト】八回2死二塁で、左前に決勝打を放つ阪神の原口。CS進出へ大きな一勝をつかんだ=神宮(宮沢宗士郎撮影)
【阪神-ヤクルト】八回2死二塁で、左前に決勝打を放つ阪神の原口。CS進出へ大きな一勝をつかんだ=神宮(宮沢宗士郎撮影)

負けられない戦いで阪神が勝負強さを見せた。28日に神宮球場で行われたヤクルト戦。1-1の八回、2死二塁から原口の決勝打で接戦を制し、単独3位に浮上。ヒーローは「チーム一丸で絶対勝つつもりで挑んでいるので、勝利に結びついて本当によかった」とほおを緩めた。

一回、中野の2試合連続となる先頭打者本塁打で幸先良く先制。先発の伊藤将は五回まで2安打無失点と好投していたが、六回2死三塁から奥村の内野安打で同点とされると、矢野監督は迷わず動いた。村上を申告敬遠し、オスナを迎えたところで浜地に交代。2年連続2桁勝利が懸かっていた左腕への温情を捨て、逆転を許さなかった。勝ちパターンの救援陣は無失点でリレーし、原口の殊勲打につなげた。

中野の先制アーチは今季155安打目で、岡林(中日)に並んでリーグ最多タイ。新人だった昨年の盗塁王に続く2年連続のタイトル獲得も、シーズンの大詰めでモチベーションになっているはずだ。

クライマックスシリーズ(CS)進出を三つどもえで争う巨人と広島にプレッシャーをかける大きな一勝。両チームの結果次第では、10月2日の最終戦を待たずにCS進出が決まる可能性もある。「残り1試合、チーム一丸で全力で勝ちたい」と原口。矢野阪神の集大成となる一戦で全てを出し尽くす。(大石豊佳)

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