女児死亡、鹿児島県和解へ 警官が誤誘導の車と衝突

鹿児島県霧島市で平成30年、駅伝大会開催中の交差点で車同士が衝突し、当時生後6カ月の女児が死亡したのは警察官の誤誘導が原因として、遺族が県などに約7千万円の損害賠償を求めた訴訟で、県側が約3600万円を支払い和解する方針であることが29日、分かった。

県議会の総務警察委員会が29日、鹿児島県警提出の関連議案を可決した。10月5日の本会議で可決されれば、県は手続きを進める。鹿児島地裁(坂庭正将裁判官)が7月に和解勧告していた。

訴状などによると、30年2月21日、交通整理をしていた男性警察官は、赤信号で停止中の軽乗用車に誤って発進を指示。交差する道路を直進してきた女児の母親の乗用車と衝突し、女児が死亡したほか、3人が重軽傷を負ったとしている。

遺族は警察官の安全確認不足が原因だとして、令和3年2月に提訴していた。警察官は2年1月、業務上過失致死傷の罪で略式命令を受けた。

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