豪、LNG輸出制限を回避 国内供給確保へ協定締結

オーストラリアの石油・ガス大手サントスのLNG関連施設=2016年8月、クイーンズランド州グラッドストーン(同社提供・共同)
オーストラリアの石油・ガス大手サントスのLNG関連施設=2016年8月、クイーンズランド州グラッドストーン(同社提供・共同)

オーストラリア政府が検討していた液化天然ガス(LNG)の輸出制限の発動が当面回避されることになった。キング資源相が29日明らかにした。政府とガス事業者が基本協定を結び、国内市場への安定供給が可能になったためとしている。ガスが利ざやが稼げる海外市場のスポット取引に回り、国内分が不足する懸念が出ていた。

オーストラリアは主力の石炭火力発電所が次第に減少することもあり、ガス需給の逼迫(ひっぱく)は続くとみられる。LNG輸入の3分の1以上を同国に頼る日本は引き続き動向を注視する考えだ。

オーストラリア政府が協定を結んだのはシドニーやメルボルンがある大消費地の東海岸でLNG輸出を手がける3社。協定は、事業者が未契約のLNGの輸出を決める前に、自主的に国内市場の需要を優先するとの内容。(共同)

会員限定記事会員サービス詳細