こんぴら歌舞伎、コロナ禍で来春も中止 香川・琴平

香川県琴平町は29日、毎年4月の恒例行事「四国こんぴら歌舞伎大芝居」を来春も中止すると発表した。新型コロナウイルス禍の影響が見通せず、公演直前での中止となった場合に関連費用を補塡(ほてん)するのが難しいと判断した。開催断念は令和2年から4年連続。

同行事は、現存する日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居」(金丸座)で昭和60年から開催。舞台と客席の距離が近く、臨場感を味わえるのが特徴で、多くの歌舞伎ファンを魅了してきた。金丸座は総事業費2億2550万円をかけた耐震工事を終え、4月に竣工(しゅんこう)式が開かれた。

町は翌5月に青森県弘前市と連携した代替イベント「四国金毘羅ねぷた祭り」を初開催。関連イベントを含め、延べ3万5千人が訪れた。片岡英樹町長は「感染対策を講じた上で(開催する)検討を重ねてきたが、本来の臨場感や醍醐味(だいごみ)が損なわれるのは本意ではない」とのコメントを出した。

会員限定記事会員サービス詳細