セクハラ被害の元自衛官、謝罪受け涙 「根本的に改善を」

セクハラ行為について五ノ井里奈さん(左)に謝罪する(右手前から)陸上幕僚監部の藤岡史生人事教育部長と防衛省の町田一仁人事教育局長=29日午後、国会
セクハラ行為について五ノ井里奈さん(左)に謝罪する(右手前から)陸上幕僚監部の藤岡史生人事教育部長と防衛省の町田一仁人事教育局長=29日午後、国会

「長く苦痛を受けられた。大変申し訳ございませんでした」。元陸上自衛官の五ノ井里奈さん(23)に対するセクハラ被害で、防衛省幹部が29日、本人に謝罪した。「夢を持って陸上自衛隊に入った」という五ノ井さん。涙を流して被害の根絶を訴えた。

29日夕、東京・永田町の国会内の会議室。防衛省の町田一仁人事教育局長と陸上幕僚監部の藤岡史生人事教育部長が五ノ井さんと向き合い、二度にわたり深々と頭を下げた。五ノ井さんは緊張した様子で、うつむき加減。マスク越しでも分かるほど紅潮していた。

昨年8月、中隊長への被害相談は上司の大隊長に伝わらず、五ノ井さんは今年に入り、自衛隊を辞め、インターネット上で訴えを始めた。五ノ井さんは「本当に遅い。このようなことが二度とないように根本的に改善してほしいと思っています」と訴えた。

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