動員逃れで出国続出 露当局、国境封鎖できず 不満拡大懸念

国民向けに演説するロシアのプーチン大統領=21日、モスクワ(ロシア大統領府提供、AP=共同)
国民向けに演説するロシアのプーチン大統領=21日、モスクワ(ロシア大統領府提供、AP=共同)

ロシアの独立系メディア「メドゥーザ」は28日、ウクライナ侵攻を巡る部分動員を逃れるためロシアを出国する人が続出する中、市民の不満拡大を懸念する当局が国境を閉鎖できずにいると伝えた。プーチン大統領が部分動員を21日に表明後、近隣国に脱出を図る人々の流れが絶えない。

メドゥーザによると、プーチン政権に近い情報筋は「脱出する人の多さを過小評価していた。国境を封鎖するのは困難だ」と述べた。国境に配備する治安部隊が不足し、暴動が起きれば抑え込むことができないと指摘した。

政権は部分動員に関する非公開の世論調査を実施したものの、政権に好ましい結果ではなかったという。情報筋の一人は「国民全てを動揺させた」と語った。

ウクライナのゼレンスキー大統領は28日のビデオ演説で、ロシア国民に対し「生きたければ逃げろ。生きたければ降伏しろ。通りに出て自由のために闘え」と呼びかけた。(共同)

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