教員採用試験の日程前倒し、2年後の導入目指す 文科省

文部科学省=東京都千代田区
文部科学省=東京都千代田区

公立小中学校の教員採用試験の競争率が低迷する中、文部科学省は人材確保のために、教育委員会や教員養成大学などで構成する協議会を設置し、試験日程の前倒しや複数回実施などを検討することを決めた。10月以降に初会合を開き、令和6年度に実施する試験からの導入を目指す。永岡桂子文科相が29日、都道府県・政令市教育長とのオンライン会議で表明した。

教員採用試験は7~8月ごろに1、2次試験を行い、秋に合格発表というスケジュールが一般的。早めに内定を出す民間企業に対抗し、優れた人材を確保するため、全国一律に実施時期を前倒しすることが必要と判断した。

文科省は5月ごろに前倒しすることを見込み、教育実習の日程などについても議論する。

文科省の調査では、3年度に実施した公立小学校の教員採用試験の競争率は、全国平均で2・5倍と過去最低を更新。中教審の特別部会は今月9日、教委に試験日程を早めるよう求める提言を大筋で了承した。

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