京都「イノダコーヒ」、東京のファンドに株式譲渡

「イノダコーヒ」本店=京都市中京区
「イノダコーヒ」本店=京都市中京区

京都の老舗コーヒー店「イノダコーヒ」(京都市中京区)は27日、投資ファンド「アント・キャピタル・パートナーズ」(東京)に事業継承を目的に株式を譲渡したと発表した。創業家内に持ち株を引き継ぐ親族がいないことが理由で、アント・キャピタルは経営の支援と強化に努める。両社がホームページで公表した。

創業家出身の猪田浩史会長が保有する株を譲渡して相談役に退き、アント・キャピタルから取締役が就任。前田利宜社長は続投し、これまで通り経営にあたる。

イノダコーヒは「これからもお客さまから学び、育てられた成果を『おもてなし』という形で返したい」とし、アント・キャピタルは「イノダコーヒの理念を継承し、成長と発展をサポートしたい」とするコメントを発表した。

イノダコーヒは昭和15年の創業で京都市内に6店のほか東京、横浜、広島で店舗を運営する。タイムスリップしたようなレトロな店の雰囲気が人気で、俳優の高倉健さんら著名人や多くの観光客が訪れている。(園田和洋)

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