「宗教2世」の虐待防止対策を 当事者が署名7万筆

「宗教2世」を人権侵害や虐待から守るため、署名計7万655筆を厚労省などに提出し、記者会見する高橋みゆきさん(仮名)=28日午後、国会
「宗教2世」を人権侵害や虐待から守るため、署名計7万655筆を厚労省などに提出し、記者会見する高橋みゆきさん(仮名)=28日午後、国会

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)など宗教を信じる親の元に生まれた「宗教2世」を虐待や人権侵害から守ろうと、当事者が28日、インターネットで集めた署名計7万655筆を、厚生労働省や「こども家庭庁」の設立準備室などに提出した。

提出したのは親が旧統一教会の信者である高橋みゆきさん=仮名。宗教2世は望まない信仰を強要されたり、教義を理由に虐待行為を受けたりするケースがあるという。国会内での記者会見で「子供を束縛するような親の行動の背景には、教義や組織による指導がある」と訴えた。

これまで行政機関に虐待行為を相談した2世は「親の信仰の自由」を理由に対応してもらえなかったと主張。「信仰に起因するものも一般の虐待と同様に救済すること」などを要望し、日常的に子供に接する学校で被害実態を把握するアンケートの実施などを求めた。一方、自民党の国会議員有志は、元2世信者を招き勉強会を実施。元2世信者からは、相談体制の整備や、親の信仰を強制されない権利などを求めた。

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